おなべ

モガディシュ 脱出までの14日間のおなべのレビュー・感想・評価

3.7
◉ 『アルゴ』『クーデター』『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』を彷彿とさせる、死地からの脱出劇を描いた作品。

◉1990年、韓国と北朝鮮は国連への加入を目指しアフリカ諸国でロビー活動に励んでいた。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員達は命がけの脱出を試みるが…。

◉『ベテラン』の《リュ・スンワン》監督作品。ポルト国際映画祭にてオリエント部門の最高作品賞を受賞。実話を基にした物語。

◉見どころは、実話とは思えない衝撃のストーリーと、その顛末。当時、このような出来事が実際に起きたと思うと、精神的に来るものがある。また、鬼気迫る役者陣の好演も然り、肉薄した演出も◎。緊張感が漂う戦闘シーンも相まって、かなり骨太な内容になっている。












【以下ネタバレ含む】












◉子どもが武装して人を殺す描写は観ていて辛すぎた。外交問題以前に、内戦の恐ろしさを改めて実感…。
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