ジュリアン・デュヴィヴィエの1936年のモノクロ作品。
原題『La Belle Équipe（良き友）』
英題『They Were Five』
失業中でアパートの家賃も踏み倒してるジャン（ジャン・ギャバン）。
別れた妻ジーナ（ヴィヴィアーヌ・ロマンス）に未練たらたらのシャルル（シャルル・ヴァネル）。
ユゲットというフィアンセがいるものの、警察から追われているマリオ。
調子者でテンション高めのレイモン。
カナダに行きたい若者ジャック。
貧乏な5人の男たちが宝くじで10万フランを当て、近所の住民を集めて大はしゃぎ。
川辺の廃墟を改修して共同でレストランを開くことを決め、皆で力を合わせて作り上げた“我等の店”のオープン日も決まるが・・・
ジャン・ギャバン、シャルル・ヴァネル、ファム・ファタールなヴィヴィアーヌ・ロマンスの3人の関係が見どころ。
それと、1930年代にクレーンゲーム（UFOキャッチャー）があったのには驚き。
公開当時、上映の反響の悪さから、ハッピーエンディングにするため追撮&再編集したヴァージョンが製作・再公開されたようですが、現在見れるのはオリジナルの悲劇エンディングです。
さすがに演出が古いせいか、哀愁が沁みるほどではなかったかな。
