このレビューはネタバレを含みます
品川漫才ファイト
2011年11月9日 20時03分レビュー
角川書店提供。原作、脚本、出演、監督品川ヒロシ。
吉本興業提供。異業種監督お笑い芸人シリーズ。
松本人志、
木村祐一、
ガレッジセールゴリ、
幼稚園DJ先生のネタが好きな渡辺とつっこみ山下「ぱっかぁーー」コンビ「ジャリズム」から桂三助へ進化した世界のナベアツと次々と映画を監督。
その中でも
「ミキティーーー」とターザン姿で叫ぶ庄司と
お喋り○○野郎ことIT芸人、
雛壇からの切れ味鋭い笑と状況説明を届けている
昔坊主の今ちょい髪ありの
「品川庄司」の品川ヒロシ監督作品!
秋田書店さんから漫画原作を出版しつつ処女作をドロップした不良感性映画「ドロップ」(未見)
そんな、第二弾は、佐藤隆太君出演。
ドレッドヘアーがいかつい今や、歌手から俳優へ癒やしの笑みを持つ上地雄輔。
「2人の漫才ギャング?」殆ど予備知識無しで挑んだ新作レンタル鑑賞となりました。
今回わかったんですが、吉本芸人で一番編集が上手いのは品川監督かなと思います。一番映画「愛」を僕は、冒頭の勢いあるカットで感じました。
そして
映画やドラマが大好きと本人アピールしていますが、それがちゃんとフィルムからにじみ出ているのが伝わります。
今回もちゃんと自分のフィールド、「漫才」と「ドロップ」で披露した喧嘩、ファイトシーンを混ぜた娯楽作品になっていましたぁ。
イヤー佐藤君のひとり気づきツッコミに度々笑いました。ラブにファイトに活躍。だけど暗い性格だったという設定が全然説得力ないけど、、。
そして今回びっくりしたのがカミチさん!
演技が上手でございます、難しい役どころだったと思いますが、ドレッドヘアーの難役を実によく演じてます。
もちろん!遊助ファンは、間違い無く必見ですよ!
ヒロインの石原さとみさんも、これまた献身的な女の子を演じておりました。
なんか品川監督の好きな女性のタイプなんですかね?品川監督と嫁さんとのエピソードにも見えたりします。
そして応援舞台。
千原ジュニア軍団から「すべらない話」でブレイク。今や、ロン毛の文学サッカー上手な
ま、た、よ、しとコンビの売れっこ
ピース綾部。
扮装怖そうだけど、結局怖わそうじゃなく本来の芸人の顔が見えだした、
吉本天然素材出身「チュッパチャップス」から「すべらない話」の擬音の魔術師でもはや全国区、宮川大助!結局中盤以降、綾部宮川のショートコントドラマのように見えてしまいました。
他ロバート秋山のアキバさんコント(あのティーシャツほしい)ナイスチョイスの新井造文さんの不良、
そしてM-1でも食い込んできていた千鳥の大悟の不良さん。
前作からのゲスト成宮寛豊他、多数ゲストあり。
漫才ギャングならぬ品川漫才ギャングを見せてくれます。
私は正直「長い」と思いました。
編集が長い。
ドラマを魅せるのが長い。
喧嘩シーンも長いという印象です。
くどさも少し感じちゃいました。
あと正直悪人が身内だったせいか、キャラ的に弱いというのが残念でしたかね。
しかし吉本印作品では、間違い無く安定した作品を表現していると思います。
さてさて
佐藤君と上地君のひょんな出会いからはじまる「漫才ギャング」
品川監督がおおくりする、品川漫才ファイト
是非お楽しみください!
(余計な思い)
ジャケットの佐藤君の口の開き方が尋常ないほど開いているのが気になりました(笑)
監督も劇中何気にサラリと出演していましたね!