超空間コベ

忍者秘帖 梟の城の超空間コベのレビュー・感想・評価

忍者秘帖 梟の城(1963年製作の映画)
4.0
天正伊賀の乱において、織田の軍勢に両親と妹を惨殺され、復讐の怨念に囚われていた忍び・重蔵(大友柳太朗)が、
戦いの中で、人間の醜さ、弱さ、愛に触れ、人間として生きる道を見出していく。

大友さん、この役を演るには少々御歳を召され過ぎの感がありますな。☆
そろそろ善玉の役柄も、卒業の様相かと…。

敵同士となった重蔵と五平が、夜分に忍装束で、旧友として談笑を交わすシーンが印象的。
互いに相容れぬと悟り、
「明日からは斬るぞ」
と別れるのだが…。

今作では、原作で登場していた徳川家康や服部半蔵は不在。
(1999年のリメイク版には登場)

無音が長く続くシーンが多く、緊張感を高めていた。

忍者ものとしては、アクションもあるし悪くないんだけど、なぜか物足り無さを感じてしまう。
でも、人間ドラマとして最後まで観直してみると、これはなかなかイケてるんじゃないかと思えた。
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