1960年代のアメリカ。自由を求めて旅を続けた2人の若者を描いた「アメリカン・ニューシネマ」を代表するロード・ムービー。
監督はデニス・ホッパー。
脚本は、製作を兼ねたピーター・フォンダとデニス・ホッパー、テリー・サザーンの共作。
原題：Easy Rider (1969)
マリファナの密輸で大金を手にしたキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)は、大型オートバイ"ハーレー・ダビッドソン"を買い、カリフォルニアからマルディグラ(謝肉祭)の行われるルイジアナ州ニューオリンズを目指して、気ままで自由な旅に出る。
途中、酔いどれ弁護士ジョージ(ジャック・ニコルソン:作品のテーマを代弁する)と意気投合して、道中を共にする…。
「個人の自由についてはいくらでも喋るが、自由な奴を見るのは怖い 。
自由を説くことと自由であることは別だ。
金で動く者は自由になれない。
人間が神のように自分を制御できれば、人間は飛躍して、平等に進化できるんだ」
自由の国アメリカの現実が衝撃のラスト・シーンに。
ヒッピーのコミュニティが出てきたり、実際に撮影中もマリファナを使用するなど、当時の時代背景が反映されている。
全編に流れるロック、
・ザ・バンドの"The Weight"、
・ステッペン・ウルフの"Born to be Wild"(ワイルドでいこう)、
・バーズのロジャー・マッギンの"It's All Right Ma"(曲はボブ・ディラン)と"Ballad of Easy Rider"、
他に、ザ・バーズ、ジミ・ヘンドリックスなどの曲が印象的に使われる。
