ユル・ブリンナー主演のSF映画です。
共演が、なんと名優マックス・フォン・シドーです。B級映画には違いないのですが、この2人が出ているだけでキャスト的にはA級ですね。
監督はロバート・クローズ。「燃えよドラゴン」の人です。
ウィルスの蔓延によって文明が崩壊した近未来。
比較的まともな人々が寄り集まっているコミュニティと、そこの食糧を狙うならず者のグループがあります。
なんだか「マッドマックス2」みたいですが、何かしらの影響を与えたかもしれませんね。
2つのグループが対立する中、ユル・ブリンナーが現れます。
喧嘩に強いユル・ブリンナーは、ならず者たちを倒します。
それをみたマックス・フォン・シドー演じるコミュニティのリーダーは、彼を用心棒として雇い入れます。
実は、ウィルスのせいで農作物も全滅して食糧危機だったのですが、リーダーの娘の旦那が品種改良に成功した野菜を育てていたんですね。
リーダーは、その野菜を海のむこうの安全地帯でたくさん育てて、人類を存続させようと考えていたんですけど、当然、ならず者たちが狙ってきます。更に、目の前の食糧のほうが大事なコミュニティの人々もリーダーの考えを無視しちゃいます。
混乱の中、ユル・ブリンナーはリーダーの娘と共に海の向こうを目指すのですが・・・・・
これ、昔は深夜とかによく放映されていたんですけど、最近はとんと見かけませんね。
いつも、ついつい最後まで観てしまっていたんですけど。
タイトルは巨人になっていますが、別にユル・ブリンナーの身体が大きいわけではありません。
人間の器がでかいって事でしょうか?
何がどう良いってわけでもない映画なんですが、荒廃した世界でも上半身裸で堂々としているユル・ブリンナーが格好よく、なんだか記憶に残っています。