ナツミオ

プラネット・テラー in グラインドハウスのナツミオのレビュー・感想・評価

3.5
WOWOW録画鑑賞

ロバート・ロドリゲス監督のB級アクション・ホラー
ゾンビ集団と闘うボール・ダンサーたちの華麗なガン・アクションが楽しめる。

タランティーノ監督の『デス・プルーフ IN グラインドハウス』との2本立て作品「グラインドハウス」
の一編。

2007年米作品
監督・脚本・製作 ロバート・ロドリゲス
製作 エリザベス・アヴェラン クエンティン・タランティーノ
出演 ローズ・マッゴーワン ブルース・ウィルス フレディ・ロドリゲス

テキサスのある田舎町
J.Tが経営するBBQレストランでゴーゴーダンサーのチェリー(マッゴーワン)は、元恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)と再会する。
同じ頃、米軍部隊長マルドゥーン(ウィルス)は生物化学の科学者アビー(ナヴィーン・アンドリュース)との取引中に生物兵器DC2(コードネーム:プロジェクト・テラー)のガスが吹き出し、それを吸った町の人たちは、瞬く間にゾンビとなり、町の人々を襲い始める。
チェリーは、ゾンビに右足を食われるがレイに助けられて失った右足に机の脚を叩き込まれて即席義足でゾンビ集団のいる病院から脱出する。
その後、義足をマシンガンに付け替えたチェリーは、ゾンビ集団や兵士たちとの闘いが開始される・・・

ロドリゲス監督お得意のアクション・ホラー。
冒頭にフェイク映画予告『マチェーテ』で主演ダニー・トレホの癖のある悪役顔のアップ⁇⁇
2010年に本当にトレホ主演で製作される。

本編開始後はポールダンスのエロティックなシーンで始まるが、
市民がゾンビ化し襲われるシーンは、『ウォーキング・デッド』さながら。
チェリーの義足ガン・アクションは、ボールダンスの動きそのもの。マッゴーワン頑張ってる。

あり得ない展開もロドリゲス節として楽しめる。
ウィルスがゾンビ化するところがキモい。

途中、レイとチェリーのラブシーンのあとフイルムが切れ、
「1巻紛失 不手際をお詫びします 支配人」とテロップが出た後の唐突な場面転換で話がかなり進んでいるので想像力が求められる。

変態兵士役で盟友タランティーノが登場するも、ゾンビ化してからあっと言う間に瞬殺。

ラストのDC2の蔓延した世界は、今のコロナ禍を連想させる。

ゾンビ映画が苦手な方も
お気楽に観られる作品デス!
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