心になんとも言えない辛さが残りました。
あるインド人一家の物語。
息子オプーの目線で進みます。
貧しさゆえの、貧しさからの…
という非常にシビアなストーリー。
淡々としてどこかドキュメンタリーのようです。
全く古さは感じない、テーマはとても普遍的な作品だと思いました。
根源的な生と死、人間の本質など。
インド映画は今の歌と踊りありきのエンタメ風潮も一大ジャンルになっていますが、サタジット・レイが大昔に残したこの功績を受け継ぐ才能があっても良いのではないでしょうか。
随所に入る自然描写も素晴らしく、物語は悲しいですが良作だと思います。