モリユウキ

夏物語のモリユウキのレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
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これがヌーヴェルヴァーグってやつなのかー!
南仏のバカンスという、絶妙な軽々しさの元で描かれる一夏の男女物語。
主人公ガスパールの自己評価の低いながらにもなかなかどうしてやり手なところは女性からしたらブーイング、男性からしたらうわ〜、それめっちゃわかる〜、ってなるのかもしれません(笑)
尻軽男のように見えるかもしれませんが、彼は自分の存在を認めてくれる女性達一人ひとりを蔑ろに出来ないが故に、ああいう態度を取っちゃったんだと思います。結果的に現実がぐちゃぐちゃになっていくのは若さゆえの過ちか。
最後は全部振り切ってブッチするという一夏の精算方法も無責任ながらに微笑ましい。
Oasisのポスターを部屋に貼って「大勢の中にいる努力は死んでもしたくない」といい、ディスコにも馴染めないナードな感じはよくわかる。くそイケメンのくせにな!
というか俺もこの歳でこれわかる〜、とか言ってる場合じゃないよな〜うわ〜(笑)


次観るなら、友達みんなで見て感想言い合いながら盛り上がりたい笑
なお僕は、アマンダ・ラングレ演じるマルゴ一択!でもきっと彼女一択で選ぶような男は絶対彼女に振り向いて貰えないと思う!世知辛え〜(笑)