あおや

猿の惑星のあおやのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
3.9
いわずとしれたシリーズの第1作。もうこの作品は設定が天才的におもしろい。猿と人間。支配する者とされる者の完全な立場の逆転は未知の恐怖を感じさせられる。またメッセージ性の強い作品でもあり、絶望的な描写を交えながらの人間への皮肉的な内容には考えさせられるものがあった。有名なラストは知っていてもなお衝撃を受ける絶望感。なかなかのつっこみ所はあるものの1968年に撮られたものだとは思えないクオリティでいまでは見ることのない猿の特殊メイクや不気味な音楽などは逆に新鮮さすら感じた。この猿の特殊メイクを担当していたのがあの「アルゴ」でジョングッドマンが演じたジョンチェンバースというのもまたおもしろい。リメイク版も含めいずれ全シリーズ観ていきたいと思う。
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