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キングス&クイーンのsskのレビュー・感想・評価

キングス&クイーン(2004年製作の映画)
4.2
デプレシャンの恋愛劇は、基本気狂いな人間しか出てこないんですけど、これについては常連のマチューもなかなか変態です。
全体としては、精神病院の滑稽な活劇シーンと末期癌患者の見舞いシーンが交互になっているので、緩急というか落差がよっぽどあって楽しいです。ユーモラスすぎて、ずっと見ていたくなります。
デプレシャンは『そして僕は恋をする』でもそうだけど、会話劇がウディアレン並みに愉快で、エリックロメール並みに落ち着かない。この映画もその限りなので、大好きです。
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