暴力と破滅の運び手

引き裂かれた女の暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

引き裂かれた女(2007年製作の映画)
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ケツアゴ美青年が爪を噛みながらスパダリをやろうとしてかわいそうな目に遭ういい映画 おじさんの胸毛ショットもある

つくりものみたいで美しい美術と、不自然なのか自然なのか観ているうちにわからなくなってくる撮影。洗練されているのは感じるけれど、あのいかがわしいぬめぬめピンクがいたるところに現れる。そんなピンク色の家具そんなところに置かないでしょ、みたいな。
そのいかがわしいピンク色が主人公の唇やドレスに宿ったとき、それは人を振り向かせる何かというより、身のおきどころのなさのようなものに見える。