暴力と破滅の運び手

金髪乱れての暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

金髪乱れて(1932年製作の映画)
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刑事はカフェ?で働く女に夢中になり、色々あってくっつくが、女の新婚である姉の元彼(凶悪強盗犯)が姉に協力させようとする。
プレコード期の貴重な一作。泥酔してる一般人が15分くらい写ってヤバい。刑事は捜査をろくにせず飲酒を奨励し、女とはキスから先に無理矢理進もうとし、どぎつい下ネタは飛び交い、姉は普通に不倫をしているのだが最後は刑事が一計を案じ許される。ヘイズ・コードってすごいわ(まじでコード以後一切見ないものばかり映る)。バナナの皮を食うな。
ウォルシュにしてはゆるやかな感じがする(異常なものが写っているという緊張感はある)けど、それはそれで「はなればなれに」的な良さがあってよかった。劇伴がほとんどなく銀行強盗のシーンはきちんと怖い。犬もかわいい。