暴力と破滅の運び手さんの映画レビュー・感想・評価

暴力と破滅の運び手

暴力と破滅の運び手

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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夫の夢を応援しすぎて車を爆走する妻がおもろかった。あとマット・デイモンが理想の親戚のおじさん(親戚ではない)でよかった。ジョン・バーンサルが後半たまに出てきて呆然とする役みたいになってて残念だった。>>続きを読む

バグダッドの盗賊(1924年製作の映画)

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リムスキー=コルサコフの《シェヘラザード》の変なアレンジが延々かかり続けるのでそちらに気を取られているうちに眠くなり、起きたらかぐや姫と《魔笛》が悪魔合体したような状況になっており、ドラゴンボール探し>>続きを読む

鉄腕ジム(1942年製作の映画)

4.5

1888年。銀行員を勤めていたアイルランド系アメリカ人のジェームズ・“ジム”・コービックは、賭博ボクシングで一緒に収監された銀行の役員に見出され、紳士クラブの無料会員となる。出資者は銀鉱のオーナーとそ>>続きを読む

限りなき追跡(1953年製作の映画)

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南北戦争直後。女が現金輸送車に相乗りして結婚式に向かっていると、最初からその馬車に乗って現金を狙っていた南軍卒の強盗に見初められてしまい、強盗は相棒の制止を振り切って女の婚約者を撃って金と女を強奪する>>続きを読む

金髪乱れて(1932年製作の映画)

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刑事はカフェ?で働く女に夢中になり、色々あってくっつくが、女の新婚である姉の元彼(凶悪強盗犯)が姉に協力させようとする。
プレコード期の貴重な一作。泥酔してる一般人が15分くらい写ってヤバい。刑事は捜
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港の女(1928年製作の映画)

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モーム原作映画がおもしろいわけがないだろうと思ったら最後フィルムの損傷が激しすぎてボラギノールのCM状態になったので判定不能ということで。
ウォルシュがヒーロー役として出ていて、映画としてずっと見れる
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男の魂(1935年製作の映画)

4.5

ニューヨークとブルックリンの間をつなぐためのトンネルの掘削場は「モグラ窟」と呼ばれ、高圧空気で無理矢理穴を支えており水が漏れたりしたり火事が起きたら全てが終わりという悪環境の中、ニューヨーク側から掘っ>>続きを読む

路上のライオン(1953年製作の映画)

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行商人をやっているキャグニーが南部の小学校で大卒の女と出会って爆速で結婚し、自分が大きくなったら結婚すると思い込んでいた田舎の小娘(フラミンゴという通り名がいい)にも迫られるまま関係を持ち、そうこうし>>続きを読む

私の彼氏(1947年製作の映画)

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流しの歌手をやっているアイダ・ルピノがカルフォルニアに帰ると、妹①は傷病兵の夫がメンタルを病んでいる上にが闇キャバレーを経営してるヤクザなスケベに悩まされ、妹②は向かいの夫婦の『欲望という名の電車』の>>続きを読む

恐怖の背景(1943年製作の映画)

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豪奢かつ上品なスパイ映画だった。ロシア人が出てきたあたりからおもしろい。POLOを反転させてロシア語読みさせるの何?

賭博の町(1948年製作の映画)

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100万ドルを燃やした咎で北軍をおんだされたエロール・フリンが、先導で野営地の違法賭博の賭博キットをガメて、シルバーラッシュの街で賭博場を開き、地元のごろつきの力等を借りながら鉱山を我が物にし、友人ピ>>続きを読む

戦場を駆ける男/戦場を駈ける男(1942年製作の映画)

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エロール・フリンは確かにエロい。
『トップガン』も『地獄の黙示録』もニンテンドーも、みんなウォルシュが先取りしていた。
もちろんプロパガンダ映画なのですべてがやばいんだけど(みんなイギリスの侵略を待っ
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暗黒の命令(1939年製作の映画)

5.0

野心を夢見る教師が無学だが朴訥でエロいジョン・ウェインに保守官の座を奪われ悪落ちしてKKKは出せないから南軍の服着たゲリラになって掠奪の限りを尽くす。
ワイラーかよみたいな筋書きでちょっと腕組んで見て
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・骨が2つ並んでるってことはエッチな映画が始まるんですか?→エッチな映画が始まった…(しかも男二人の片方が全裸スタートした…)
・遡ることのできる現代のモーター船と遡ることのできないヨット
・「ここは
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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一見するとあまりにジブリ(魔女宅+茄子?)って感じなんだけど、なんとなく『君の名前で僕を呼んで』が売れてるのを見たディズニーが、対象年齢をぐっと落としつつそういうのを作ってくださいと言ってできた映画だ>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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80超えた監督の180分ある作品、いくらエリセとはいえ面白いわけがないだろと思って腕組みしながら行ったんだけど、信じられないくらいよかった……異様な先延ばし癖のある人がようやく遺作(じゃなかったらそれ>>続きを読む

吸血鬼(1932年製作の映画)

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いろいろ技法を試すことの喜びみたいなものが画面全体から伝わってきて、正直思いつきで入れたやろみたいな展開もかなりあるけど、でも速いからまとまったもののように観れる、みたいな感じだった。ビューンって横に>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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カンガルーの轢死が気軽に出てくるところがオーストラリア印なのかしら。最初の自殺シーンが素早くてよかった。

痴人の愛(1934年製作の映画)

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さすがのベティ・デイヴィスも単体ではどうにもならない。人間を正面からずっと撮ってて怖かった。

夜までドライブ(1940年製作の映画)

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タイトル的にスクリューボール・コメディなのかと思って見ていたらトラック2回横転するし不倫願望を持ったヤバい女が出てきてフィルムノワール展開に。自動ドアを使ったサイコサスペンス演出がすごい。

フットライト・パレード(1933年製作の映画)

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おもしろいバックステージものだなーと思っていたら異常レビュー3本立てをきちんと見せてくる異常映画。ミュージカル映画としてどうかはわからないけど、バカのセットや見てて気持ち悪くなるような高密度シンクロナ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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なんか妙によかった……
①エドワード・ノートンとジェイソン・シュワルツマンがキスするところ
②宇宙人が出てくるシーン
③亡くなった妻が向かいの劇場から出てくるシーン
④謎ワークショップ
⑤常に風呂に入
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フィフィ・マルタンガル(2001年製作の映画)

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オープニング・ナイトにあったらうれしいもの→暴力、カジノ、犬 が全部あってよかった

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

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『美しき水車小屋の娘』の第一曲〈さすらい〉がテーマ。戦争から帰ったら町が何もかも変わってしまい…系。
2時間でわかるオタール・イオセリアーニ全作品という雰囲気。ウィンチェスター銃'73みたいになる。

群盗、第七章(1996年製作の映画)

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ルネ・クレール部分が比較的おもしろかった。拷問器具で遊んだり拷問部屋に子供を連れて行ったりするくだりが一番よかった。

田園詩(1976年製作の映画)

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やっぱり全てがウソの田園映画をやっているようにしか見えない。でも客室列車の乗客とコルホーズに向かうトラックの百姓たちが見つめあう謎のシーンなんかには真実があるような気がしてしまって、それが怖い。ポリテ>>続きを読む

そして光ありき(1989年製作の映画)

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あまりに平然とウソをつくもんだから本当に見える、という手際のよいスリみたいな雰囲気がこの作品にも横溢していて、とにかく『トスカナ地方の小さな僧院』とかと同じノリでフィクションを撮って“モキュメンタリー>>続きを読む

月の寵児たち(1985年製作の映画)

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イオセリアーニってフランス映画特有のエロいハゲ撮ってたんだ!

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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再会したマリオとルイージのうしろにハートのマークが映っていて、最後もマリオとルイージがなぜかキノコ王国に世帯を持っている(ダブルベッドで寝ている)。ピーチ姫とマリオが結ばれない。ロマンスととれるような>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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秘密、という言葉をこの映画の存在が全部裏切っているのがよかった。
引っ越すたびに画面内スクリーンが増えていく自宅にはときおり宇宙戦争のアブダクションの光が差し込む。表現をする人の内面は見えず(泣きなが
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

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クラーク・ゲーブルがいい男だったという感想しかないのだが、「寝室」の撮り方がよくて思わず息を止めてしまう。朝ごはんを作ってくれるクラーク・ゲーブル、理解のあるパパ、長すぎるヴェール……

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

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・5年分くらい泣いた。歳なのかもしれない。
・デルトロがイケると思ったことがあんまりなかったので一体何が起きたのかと思った。
・場面間で素材の質感や造形におけるデフォルメを使い分けているのがいい。車や
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ル・ミリオン(1931年製作の映画)

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こりゃええわ。クリスマスはルネ・クレールを見るべき。

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

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とにかく宇宙船の様子が「ものすごい日サロ」って感じでよかった

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