自分が今死んだら、人生のどのシーンを選ぶだろう?
いや、正直この映画を観て数日、あれやこれや考えたが選べない。(選びたくない?)
伊勢谷くんの考えや行動は尖っていて、まわりの大人を困惑させるものがあるのかもしれないけど、わかるなあと思うとこが多かったかな。結局私ももし死んでからあの施設に行ったら、選ばずに残ることになるのかなあ、と。
淡く冷たい冬の一週間、でも優しい暖かみを感じられる。そんな作品。
どんな形であれ「生」を全うした人々のうれしさやかなしさがじわりと胸を打つ。
色々な謎がゆっくりと明かされていく感じもよかった。
ファンタジーだけど、案外わたしのすぐそばにある物語。