tacky

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージのtackyのレビュー・感想・評価

4.0
原作マンガも凄いが、フジTVの土曜11時代に45分枠で放送された「土曜ドラマ」のシーズン1があまりにも素晴らしかった。
「土曜ドラマ」の第一回放送シリーズで、従来の枠にとらわれず、若いスタッフが力を出し切った作品は、当時あまりにも斬新で、とても高い評価を受けた。
ただ、ここがピークアウトだった気がする。

映画版は、シーズン1の高評価を受けて、シーズン2が始まるのに合わせて、すでに制作予定済みだったので、
原作が終了前に、オリジナルのファイナルを無理矢理取って付けたような感じになってしまった。(「GANTZ」や「進撃の巨人」と同じ。)
最大の関心事の主催者に関するクライマックスも、もう少し何とかならなかったか残念である。

しかし、この作品自体は、オリジナルなのによく考えてあり、このシリーズのメインテーマである「人を信じる事ができるか?」を「エデンの園」のりんごに引っ掛けて、上手く描いていたと思う。

最後の最後のオチもなかなか素晴らしかった。これで、神崎直の戦いも終わったのだと感慨深かった。

これでやめりゃいいのに、ヒットしたので、「再生」なる、原作の「椅子取りゲーム」を基本とした作品を出したが、戸田恵梨香は出てないし、レビューする気にもなれない作品なので、観なくていいと思う。
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