このレビューはネタバレを含みます
言わずと知れた大傑作ミステリー映画
この名作を午前十時の映画祭でまさかスクリーンで観れるとは思わなかった…
私のオールタイムベスト映画
船が襲撃され密輸されたコカインが強奪される事件が起きる
その背後には『カイザー・ソゼ』という欧米の裏社会を支配するギャングのボスが操っているという噂が…
船襲撃から生還した強盗一味から事件の真相を追うという推理小説的展開!
エリート犯罪者5人組が大物の正体不明のギャングのボスを追うというめっちゃ面白い展開が凄くてラストのどんでん返しが無くても普通に良作だったと思う
登場人物がどれも個性的で私はマクマナスくんが一番好きだった
目的の為なら簡単に一般人を殺す奴なのに仲間の仁義を重んじるキャラで仕事を確実にこなすプロフェッショナルで拳銃の腕は100発100中(流石にこれは有能すぎて非現実的)
ラストの死に方があっけなかったのも良い
それとかなりBL要素が強くて監督の同性愛思考を詰め込んだ場面もあるのが良い要素
今製作されるともっとLGBTに配慮した内容になりそう
感傷的なヒューマニズムがあるかと思えばそれを裏切る展開もあって一筋縄でいかない
ラストのどんでん返しへの伏線の貼り方が病的すぎる!
台詞の一言やちょっとした人物の目の動きや小道具がオチに繋がっていていつ見ても見事だった
映像も芸術的で美しく音楽もよくて…無論俳優陣の演技やキャラ性も半端なく良い
今日劇場で見た時カイザーソゼの正体が分かるシーンで驚嘆してた方が劇場にいたけど
これ初見で劇場で観れたの羨ましい
『足の感覚が無いよ…カイザー…』