櫻イミト

アフリカの女王の櫻イミトのレビュー・感想・評価

アフリカの女王(1951年製作の映画)
3.5
痛快アドベンチャーロードムービー。ハンフリー・ボガートが初のアカデミー主演男優賞を受賞。ジョン・ヒューストン監督の代表作のひとつ。

1914年アフリカ奥地。ローズ(キャサリン・ヘプバーン)は宣教師の兄と布教活動をしていた。しかし第一次世界大戦が勃発し、ドイツ軍の攻撃で村は焼き討ち、兄は亡くなってしまう。残されたローズは顔見知りの郵便配達夫チャーリー(ボガード)に保護され彼のオンボロ小型貨物蒸気船「アフリカの女王号」に乗り込む。ローズは兄の仇を撃つべく突拍子もない提案をする。。。

アフリカの河を敵討ちのために旅するロードムービー。映画の大半が船上の二人だけで進行するが退屈することは無かった。ボギー演じる髭面の善人と、キャサリン演じるお堅い宣教師が上手くハマっていて、旅を通して凸凹コンビの気持ちが近づいていくのが面白い。

※テクニカラーの美しさも本作の魅力なのだが、アマプラもUNEXTも非常に古くて悪い画質のプリントを配信しているので注意
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