シミステツ

ワン・プラス・ワンのシミステツのレビュー・感想・評価

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)
3.8
ジャン=リュック=ゴダール×ザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー。『Sympathy For The Devil』誕生の瞬間。

ゴダールパートが面白い。かなり前衛的。
マルコム信者の黒人による白人讃美、凌辱、殺害、ジャズ批判、黒人の闘争・団結を語るパートや、森の中で一人の女性にインタビューし、女性はイエスかノーかしか言わないパートではマリファナは時間の概念を変えるか?とか形而上的な話が多く、アメリカの大義など戦争の話などにも切り込むがイエスノーのみなので的を射ずはぐらかしになっているのが上手い狙い。
ブレジネフのモノが彼女の中に入ったとかモノローグが入ったりしてシュール。