龍馬

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの龍馬のレビュー・感想・評価

4.0
劇場では、鼻をすする音が、あちらこちらから聞こえてきました。

9.11で亡くなった父の部屋から出てきた1本の鍵。
その鍵穴を探して一人で旅に出る少年の話。

と・・・
書いていたので、探偵ゲームを想像していたので最初は、
なかなか映画に入っていけず、うかつにも疲れていたのか少し眠ってしまいました。

しかし、それは伏線の一つにすぎないわけです。

ストーリーがラストに近づくにつれて、泣いている人が増す一方。ボクは、涙腺がもともとゆるいのですが、いっこうに泣けません。

映画が終わっても、泣けませんでしたが、
トイレに行き鏡を見たら目が赤くなっており、目から涙が一粒、ポツーンとこぼれ落ちました。

時差泣き・・・
こういうのは初めての経験です!

後になって、いろいろなシーンが蘇り、一人感動に浸っていました。決して映画は泣かそうとしている演出ではないのです。

最初に敷かれた、いろいろな伏線、点が線につながる瞬間の凄さ。この演出がお見事です。

タイトルの「ものすごくうるさいものは何か」、「ありえないほど近いものとは」

感じ方は、人それぞれ感じるものが違うかもしれません。
龍馬

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