わたP

この空の花 長岡花火物語のわたPのレビュー・感想・評価

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)
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本当に、あの、言いにくいのですが、すいません、寝ました。昼にうどんとご飯を食べて炭水化物の過剰摂取をしたことが原因かな、はい。うん。すいません。

本当にまっとうで、清く正しいのだと思う。
戦争も震災も他人ごとではいけないのだろうと、は、思う。
幸いにも僕は戦争や災害を体験したことがない。それが本当に本当の意味で幸いなことであることを実感しないままである。それによる悲しみや憤りなんかをどこか冷めた思いで眺めるばかりである。
そういった僕のようなクソみたいに平和ボケした人達に向けて、この映画は様々なことをテンポよく語ってくれる。アート的要素も多分に盛り込んで、様々な視点から、間違いなく大事な教科書なのであるけれど、なんだか、皆が優等生過ぎて、居心地が悪かった。
ここに出てくる人達は皆、それらを語り継いでいくことが大事だとわかっているから、僕のようなボンクラ不感症人間には入る余地がない世界のように感じられて。

けれどこの映画の存在は絶対に正しい。
存在すること自体に意義があるという映画なのではないかな、僕もいつか、いつかでは遅いのだとこの映画は語っているのだけど、なにかについてもう少しきちんと向き合ってみようかと思えた時にこの映画はもっと心に響くのだと思う。
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