Yukiko

オール・ザ・キングスメンのYukikoのレビュー・感想・評価

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)
4.3
2021年2月5日
『オール・ザ・キングスメン』  1949年制作
製作、ロッセン、コロンビア
監督、ロバート、ロッセン。

若い新聞記者ジャック・バーデン(ジョン・アイアランド)は
上司の命令で、ウィリー・スターク(ブロデリック・
クロフォード)を取材する。
ウィリーは、祖父、妻と息子の4人家族だが、政治家を志して
いて、息子は父に協力をしている。
その志しは高く、ジャックは次第にウィリーに傾倒していく。


第22回アカデミー賞最優秀作品賞受賞。

ウィリー・スタークのモデルとされている人物は、政治家の
ヒューイ・ロングというルイジアナ州の知事だった方。

写真の印象もブロデリック・クロフォード扮するウィリーに
似ている。
その生涯も、映画とよく似ている。


潔癖な政治家を目指し志しが高くても、落選ばかりして
いる内に、敵の陣営を見ていて当選の仕方を覚え、
金銭感覚がマヒし、お金で票を買い集め、
簡単に人を斬り、敵のあら探しをする・・・
何事も強引になっていく姿を描いた映画。

若い頃は舌鋒鋭く糾弾し、私を信じろと言ってた人が、
される側になってしまった。
しかし、味方からは好かれるカリスマ性のようなものも
出来て来た。

そして政治家になると・・・
巨大な橋を造り、立派な建物をつくり、新たな病院を建て、
それは必要で良いことなのか?
大きくなればなるほど、敵もいっぱいできる。
やり方も強引になっていく。

が、その果ては・・・・・

All The King's Men ⇒王様の家来みんな、という意味。

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第23回アカデミー賞最優秀作品賞受賞は、
『イヴの総て』
 監督、ジョセフ・L・マンキウィッツ。

 2020年7月1日に鑑賞、レビュー済み。

 これは、面白かった。
 まだ新進女優の頃のマリリン・モンローさんがチョイ役で
 出演している。
Yukiko

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