岩手県盛岡市に居る寅さんから満男の中学校の入学祝いが届きました。
盛岡で偶然会った舎弟の登は堅気になり結婚し、娘もいて小さな食堂の主になっていました。
懐かしくて接待しようとする登を振り切って寅さんは釧路へやってきて、そこで出会った風子と意気投合します。
風子は理容師免許を持っていて職を探していますが、短気なのかどこも長続きしません。
寅さんと同じ宿にいる所へ、相部屋をお願いしたいと言ってきて、根暗な男と寅さんに呼ばれる佐藤B作が来るのです。
パートに出た奥さんが男、作って子供置いて逃げたとの事で、落ち込んでいます。
B作と別れ、風子の叔母さんが住む根室へ行き、そこで就職が決まりました。
根室の見せ物小屋のオートバイショーを観てるうちに、フラッシュバックして、実家でその場面を母と笑いこけてたのを思い出しました。
一人称、トニーってとか、初対面でいきなり、金ネックレスした兄ちゃんが付いてきなとか、待って待って怖いて！ってあまりのカッコつけ過ぎてゲラゲラ笑いました。
たまたまそのシーンを観た娘がキモっ！と言っていました。
寅さんが旅立つのを知った風子が自分も一緒に気儘な旅をしたいと言いますが寅さんは心を鬼にして、この地で就職して幸せに暮らせと突き放すのでした。
タコ社長の娘、あけみの結婚式。
あけみがあけっぴろげであけみらしい。
白無垢姿で、「歯が黄色く見える。」
寅さんが帰ってきて、B作がとらやへ訪ねてきて、風子から借金を申し込まれたけど、断ったと言います。
寅さん、むちゃ怒りますが、風子の方が信じられないわ。
そんな時にトニーがとらやへ来て風子と暮らしているみたいたが、今寝込んでいて寅さんに会いたいと言います。
とらやへ風子を連れてきて元気になる風子。
寅さんは風子をいつもみたいに好きになると言うより、ほっとけない感じです。
寅さんはトニーと話しをつけて別れさせたけど、トニーに未練がある風子は怒って飛び出すのでした。
トニー、今で言うところのダメ男やで。
夏の盛りにとらやへ風子から手紙が届き、根室の叔母さんが、えらく気に入った男性と結婚するから結婚式に来てくれと書いています。
結局、結婚するんかい！
ラスト、諏訪家、親子3人で北海道へ行き、結婚式には寅さんも来ると言います。
着ぐるみの熊に追われる寅さん。
奇しくも、今年は全国で熊が出没しています。
今回は寅さんが自分と風子が似ている所があるからこそ、同じ様になって欲しくなくてついつい、お節介してしまうお兄さんの様な寅さんでした。
