Benito

歓待のBenitoのレビュー・感想・評価

歓待(2010年製作の映画)
3.6
【 平凡な家庭がカオスの世界になるお話 】

強烈なドラマ。
深田晃司の喜劇、カオスの世界。
気味悪さと混沌の中に笑いがある。 

そして、古舘寛治という役者の存在感。

お話は、、
町工場で小さな印刷屋を営む主人公。
若い妻と前妻の娘、出戻りの妹。
ある日、加川という男を住み込みで雇う。 
その部外者が平和な日常を壊していく。

しかも部外者の外国人の妻が二階で暮らすようになり、なぜか次から次へと不法入国者が入り込み行進を始めお祭りのような空間になってしまう…

部外者加川を演じた古舘寛治がとにかく強烈で、平凡な家庭にいつの間にか入り込んでくるその煩わしく、不気味で、詐欺師にも見えるキャラクターが独特。

不思議な映画を観てしまった。
Benito

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