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ショーシャンクの空にのjonajonaのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

シネマンションの企画で鑑賞。
かれこれ2年ほどファンの映画YouTuberに会えるの嬉しかった。近くてびっくり。一緒に鑑賞してくれてワクワクした。
有名人を生でみるといつも『あ!動画で見たまんまだ!』って糞つまらん感想しか出てこない自分が憎い。『うわあ!実物は全然違う!肌きめ細かい!格好いい!凄い!』って言える人とかが羨ましい。アンディが言ってた通り心は石じゃない、豊かにあるべきだっつーことですよ。いつも通り3人の掛け合いが凄い楽しかった。幸せ。

初めて見た時の印象とだいぶ変わってて自分の時期によって映画の見方もだいぶ結構変化するもんだと驚いた。
映画館でみると音楽の壮大さも相まって冒頭の刑務所俯瞰のぐーんと回り込んでくるショットがすげえよかった。
最初に見た時のアンディは、エリートで狡猾で隙を他人に見せない(正直なぜみんながこの男に感情移入してこんなに沸き立つことができるのか困惑したほどの)油断ならない男という印象だった。特に有名作すぎて主人公が脱獄する話というネタバレを既に食らってる状態で見ると、全てがそのための布石でしかなく、内心こいつは全員の事を見下してるのではなかろうか?とさえ思えてきて、良いシーンにすら不穏さがある。(初見時は妻と愛人殺人もやはりアンディの仕業だっただろと思ってた)

今回みるとそういう風に取れる余韻は充分ありつつ、反面善人とも見えるバランスにかなり気を付けてるんだとわかった。ご機嫌取りうま男かよって思った次のターンで立て篭ってレコードを大音量でかけて懲罰房に送られたり。腹の中で一計を案じながらも、この世界で1人きりじゃつまらないと思ってる節が彼にはある。なんだアンディいい奴だったのか笑

名言が沢山あって、今の自分はこの映画の囚人たちに自分を重ね合わせてかなり共感できた。これはたしかに世界の物語なのかもしれない。
ブルックスの死が悲しくて象徴的ですごいいい。音楽かけるシーンがやっぱり最高に好き。屋上のビールも忘れ難い。序盤の彼は散歩するように歩いていた、てシーンがすごい好き。
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