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フィッシャー・キングのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



ロビン・ウィリアムズ好き!悲しい過去を持った元優秀な変人?みたいな…?絶妙な役柄が良い!自然と人を善なる方向へ導いていく感じ…?が素晴らしい!!

キャラクターとか台詞とか展開とか…ミュージカルっぽくて好き!

ピノキオが象徴的

調子の乗り過ぎや不用意な発言には要注意!(他人も自分も不幸に追い込んでしまうことに…(悲惨な事件→すっかり落ちぶれ…トラウマから強迫観念に襲われるわ 人間嫌いになるわ…、皮肉に次ぐ皮肉…因果応報…、ついには自殺を試みるまでに…))

ひねくれ者は自分を苦しめてしまうだけ!(→もっと素直に!独りで自分の狭い世界に閉じこもったりしないで、もっと心を開いて!開放的に!)

自分を取り巻く環境や他人が全て悪いものに見える原因は 自分の心が悪いから…

自身の行いの過ちを認めて反省し 神の存在を肯定した時(“天罰が下ってると感じることがあるかね?”)にこそ道が開ける(=神の救いの手)…?(自称“神の門番”との出会い…自分に助けを求めてくれる相手こそ、実は自分を助けてくれる相手だったり…?)

神を信ずることは大事!(※間違った信仰観を持つのは危険!)

自身の犯した罪を贖いたいという気持ちとか 誰かを助けたいという気持ちとか 自分の弱さ無力さを認める心とか…の芽生えはとても大切なものだと思う(悟りへの道の第一歩…?)

厚い信仰心を持つ“神の門番”(“仕事はある 神の仕事だ”/信仰心をバカにされ罵倒されても、相手の善性 仏性のみを見つめて全力で大称賛!神と相手を信じ切る)

人間誰しも 自分の過去のトラウマと真剣に向かいかって それを乗り越えて克服していくことは難しいこと…(しかし「人生は一冊の問題集」であり、それを乗り越えてこそ今世 生まれてきた意味がある!)

自己本位で 自己満足のためだけの 自己保身的な形だけの“礼”はダメってこと(“誰と話してる?”)





“聖杯”“赤い騎士”“雲ちぎり”


“イカれてる”とか“付き合いきれん”とか言いつつ付き合っちゃう元DJの根はいいヤツ感…

神の番人に付き合う中で出会う数々の魅力的な?強烈な?人々との出会い…そして学び…

(元シンガーの姐さんから学ぶ諸行無常さ/不具のホームレスから学ぶ足ることを知る心/そして勿論 神の番人から学ぶ人間の美点(信仰心 子供のような純粋無垢な心 人間の善性を信じ切る心 利他の心 この世的価値観に縛られない自由さや開放感の素晴らしさ etc…)!←神の番人を否定的に見ていた人たちをも魅了し 協力者にしていく秘訣…?)

“フィッシャー・キング”の話にみる この世的価値を追求することの愚かさと 純粋に人のためを思った行動ができる者こそ価値あるものを手にしているという含蓄…?(“聖杯”を追い求める神の番人だが…?)

時折神の番人の前にだけ姿を表す“赤い騎士”は思い出したくないことを思い出そうとすると現れる…?

女は確かに強いけど…男はそれに甘えすぎちゃダメ!感謝を忘れちゃダメ!(互いに互いの良さを認め合い 感謝し合い 愛し合い 睦み合い 信じ合っていこう!かつ それを言葉や行動で表現することも大事!/愛故に散々支えてくれた相手を、自分に良い運気が巡ってきたからといって“1人になりたい”とか言ってポイ捨てするなんて言語道断!悟りを舐めるな!恩知らずなヤツなんかに開ける悟りなどない!/古風な女 内助の功ができる女こそ理想的な女性像だと思う!/)

前世の因果 業(カルマ)というものは確かにあるけれども、あまりそれに捉われすぎずに今世は今世の人生を正しく全うすることが大事!取り越し苦労も持ち越し苦労もダメ!惨めな自己像を描いて 自分で自分を不幸に追い込んだりしちゃダメ!

不器用な人って愛らしい…笑♡(素直さ?純粋無垢さ?嘘偽り飾り毛のなさ?…最高!)

素の自分 嘘偽りのない飾り毛のない自分を愛してくれる人の存在ほど有難いものはない(ストーカーは怖いけど…笑)

いいヤツに限って…な悲劇的展開の神の番人…(悲しいけど…その原因 要因 根底には自身の抱えている心のマイナス要素とか 清貧の思想的な自己処罰願望的なものが悲劇的展開を無意識のうちに自分で引き寄せている…?)

この世的価値観(地位 名誉 金銭 etc…)と自身の良心を天秤にかけて…(→後々 本当に後悔するのは自身の良心を捨てた時)

心を病んでしまった人々の描写にすごく意味を感じる

順風の時と逆風の時に人間の本性は現れる

悪魔の囁きにまんまとハマった選択(この期に及んで自己保身に走るか…?) or 神の御心に適った自分の良心に従った選択(取り戻した地位とか 名誉とか 贅沢な生活とか…を捨てた この世的には愚かな選択に見えたとしても…)
→前者は悪魔ニヤリな地獄への道、後者は神が微笑む天国への道…自己犠牲の精神とか、この世的価値観を無視した 真の利他心に基づく愛の行いとか etc…に神は微笑んでくれるはず!
→後者を選べば奇跡は起こる!全ての人が幸福に導かれる!

人生における苦難困難に見える全ての事象は その人の魂を鍛えるための砥石であり、試金石であり、それを乗り越えることで真の幸福(神が微笑むこの世とあの世を貫く幸福)を得ることができる!

“誰も上を見上げない町だ”という皮肉が哀しくも現代における大多数の人々の心情をよく表現しているのでは…?

他人の幸せのために行動することで、かえって自分が幸せになるという真理…みんなが誰かの幸せを願って生きることで、みんなが幸せなユートピアが築かれる!
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