逃げるし恥だし役立たず

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦いの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

2.5
1899年、未来兵器で武装したファントム率いる謎の軍団が世界を不安に陥れ戦争へと導こうとしていた。此れに対抗すべく強者七人の超人同盟“ザ・リーグ”を結成、ロンドンからヴェネツィアそして内モンゴル要塞へと転戦する。名作文学のヒーローが一堂に会する、ファンタスティック・アクション・アドベンチャー。
潜水艦や屋敷などの丁寧な舞台造形、ハイド博士の怪物化や爆破される建物の迫力ある映像、惜しみない見せ場の連続などの娯楽作品の醍醐味を詰め込んでいるが、何故か見終わった後の感動が極端に薄い印象。若年向けの冒険モノに感じるが、登場するヒーローは年代モノで、どの年代層がターゲットなのか甚だ疑問。小説を全部読んでいる事が前提のキャラ設定も感情移入が難しく、豪華なメンバーだが全員の個性が強烈で、其の分個性を殺し合ってしまっている。
まあ、設定はパロディで展開も滅茶苦茶なおバカ映画だが迫力は十二分で、テンポも良く、流行りのアメコミのヒーローの寄せ集めを小説の世界でやった事は評価できるし、タダで見る分にはテーマパークのアトラクションっぽくて中々楽しめると思う。
日本なら桃太郎や金太郎や一寸法師や浦島太郎とかなんだろね…知らんけど。

アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)、トム・ソーヤー(シェーン・ウェスト)、透明人間ロドニー・スキナー(トニー・カラン)、ジキル&ハイド(ジェイソン・フレミング)、ネモ船長(ナセールディン・シャー)、不死身の男ドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)、ヴァンパイアのミナ・ハーカー(ペータ・ウィルソン)