ミッドナイト・ランがとても好きなので、同じ監督ということで期待して鑑賞したものの、構成のもったり感が気になってしまった。中佐にしても校長・級友たちにしてももう少しストレス少なく見たかった(特に校長のクズ感が生徒側の言質のみに担保されていたので、告げ口をしたくないという主人公の正義が飲み込みづらかった。問題児相手であっても告げ口はしないということを見せたいとしたら、別のシチュエーションが良かった気がする)。
ただシーンごとの満足感やきらめきはミッドナイト・ランより粒だっていて、オムニバスとして観るとグッとくる感じ。
現代から見れば中佐は無敵の人な訳だけど、どんなに投げやりになりたい状況でも子供は撃てないという部分に感情移入できただけで観て良かったと思えた。撃てないんだよな。多分10代でチャーリー視点だとうまく鑑賞できなかった気がする。
