サトミン

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのサトミンのレビュー・感想・評価

3.8
フィルマークスの点数4.2だったので、期待大で観賞。
舞台はニューヨークパークアベニュー沿いの超高級ホテル、ウォルドルフ・アストリア。
一休.COM映画に登場したホテル参照
(https://www.ikyu.com/global/special/appearonthescreen/)
「Week-End at the Waldorf」 (1945年)
「ゴッドファーザー PART II」(1974年)
「星の王子 ニューヨークへ行く」(1988年)
「ウディ・アレンの重罪と軽罪」(1989年)
「ゴッドファーザー PART III」(1989年)
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(1992年)
「セレンディピティ」(2001年)
「メイド・イン・マンハッタン」(2002年)
「ピンクパンサー」(2006年)
数多くの映画に登場しているホテルなのですね。
生きる価値を失っている盲目の退役軍人フランク・スレード中佐(アル・パチーノ)。
純情で好感度バッチリな学生チャーリー・シムズ (クリス・オドネル)
経験値や性格がまったく異なる二人。ひょんな組み合わせの旅は、2人の人生の大きな岐路で素敵に作用したのでした。
最後の校内裁判のシーンは。最大の見せ場で、痛快でしたよ。
あとで調べたら、なんと、「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンが出演してた。
そうか、あの子か。顔や態度、役柄のアクが強く印象的でトラウマになりそうな脇役学生。
たしかに面影ある!当時25歳。この作品がデビュー作でした。
アルパチーノがオスカーを取ったのかあ。
さらに毒々しくアクが強すぎて、個人的には生理的に受け付けない役をこなしたアルパチーノ、見事オスカー受賞。
瞳を動かさない演技や、ダミ声の掛け声など、まさに怪演でした。
のちに調べたWikipediaで、オスカー受賞までの道のりも、ご苦労された模様。
あのゴッドファーザーⅢでは、ノミネートもされなかったのですね。
本当におめでとうございます。
アイリッシュマン、観てみたい。
【アルパチーノのアカデミー賞】
〇受賞
1993年 アカデミー主演男優賞:『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
〇ノミネート
1973年 アカデミー助演男優賞:『ゴッドファーザー』
1974年 アカデミー主演男優賞:『セルピコ』
1975年 アカデミー主演男優賞:『ゴッドファーザー PART II』
1976年 アカデミー主演男優賞:『狼たちの午後』
1980年 アカデミー主演男優賞:『ジャスティス』
1991年 アカデミー助演男優賞:『ディック・トレイシー』
1993年 アカデミー助演男優賞:『摩天楼を夢みて』
2020年 アカデミー助演男優賞:『アイリッシュマン』
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