テリー・ギリアム監督作のファンタジー映画。製作総指揮としてビートルズのジョージ・ハリスンが参加。
物語は主人公の少年が様々な時代をタイムスリップしながら歴史上の偉人や出来事と遭遇してゆくというもの。
少年と一緒に旅するのが小人というのは「白雪姫」を彷彿とさせる。今作は白雪姫より一人少ない6人だけど。
色んな時代を飛びながらナポレオン、ロビン・フッドなどと出会ったり、タイタニック沈没に遭遇したりという流れはドタバタ感あって良かった。
ファンタジーベースで進む物語に時折尖った映像表現もあってかなり印象に残る。
そして終盤は暗黒城というファンタジーの世界で戦車、戦闘機、弓矢の兵士など様々な時代の戦闘方法が一堂に会し、混沌とした画になってゆく。
ショーン・コネリーやシェリー・デュヴァルが複数の時代で主演しているのはもしかしたら「輪廻転生」とか「歴史は繰り返す」がテーマとしてあったりするのかも。
ラストはなかなかの衝撃度。悪意は身を亡ぼすという事なのだろうか…?