シュークリムオ

ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱のシュークリムオのレビュー・感想・評価

5.0
ワンチャイシリーズNo.1といえばこれですな。アクションのカッコよさ全振りよ。和やかユルユル場面も多いのがワンチャイの良いところ。ウォン・フェイフォンMEETS西洋文化という部分がコミカルに描かれる傍ら、1作目でも印象に残った「カンフーと銃」というテーマが入り込んでくる。このあたり丁寧だったりする。いやはやメリハリがスゴいよね。そして今回の敵はわかりやすく怪しく悪って感じがよい。それでも戦乱がそうさせた感で、なんとも悲しきストーリーが影にあるのよね。敵の本丸に入ってからは盛り上がる盛り上がる。ワイヤーアクション万歳。無影脚のカッコよさですよ。古き良き香港映画の勢いを見せつけられて、今でも感動してしまった。実は大ボスがいたということでドニー・イェンとのバトルでかなりの満足ボリューム! 文句なしに見入ってしまう二人の戦いにもいろいろ展開があるのも見事。カンフーアクション映画、大傑作の一つ。