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最高殊勲夫人のmajiziのレビュー・感想・評価

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)
4.0
増村保造監督×若尾文子主演のコメディ。

アップテンポで陽気な音楽。
チャキチャキしてる三姉妹と、押され気味の三兄弟。

上品な話し方なのに勝気な女性たちと、下世話で直情的なのに少し情けない男性たちの対比。

高度経済成長期に変遷していく社会において、満員電車、憧れの職場は丸の内というわかりやすいキーワード。

その中で全て裏と表で堂々と舵取りをするのは女性(長女の桃子)というのを、ストレートに表現しているのがとても良い。

繰り返し出てくる若尾文子と川口浩の間に誰かがいる構図も面白い。

わたし三郎さんとは絶対結婚しないわ!
桃子姉さんの思い通りにするもんですか!

そんな気が無かったのに惹かれちゃうという王道ストーリーで輝く若尾文子は飛び切りキュート。
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