ジャン・ギャバンの観る
ミシェル・モルガン共演
「霧の波止場」「曳き船」に
続いて３本目の鑑賞ですかね
ギャバン医師で自殺図った青年宅に向か
うと彼女らしき女性との写真が。
その女性が妻だった！という話
妻の不倫を知った夫
しばらく様子見るのかと思ったら帰宅し
ていきなり責め立てる。その責め方が
ギャングか刑事かのようで妻とは言え女
性相手とは思えないのがギャバンだな～
と変な所に感心する
夫に激しく責められる妻
ミシェル・モルガンも怯むことなく青年
との出会いからをあのクールな表情変え
ずに語る。今の夫婦の会話と妻が語る過
去が交錯する。絵は過去でその時の思い
を今の妻が語るという凝った事もやって
ますけど
何かもう一つ乗れずでした
不倫だからダメだよね～とは思わず。
原題は「真実の瞬間」みたいで妻が不倫
に至る中での心持ち(瞬間)を拾い上げて
るような感じで妻の気持ちを丁寧にみて
ゆくと響くのかもしれないですが
スコア低めですが高スコアの方もチラホ
ラいるので
少し思うのは不倫かもしれないがそこに
はその時の夫への愛情のベクトルが付い
てくるようで青年との燃えあがる恋とい
う訳でもなく終始夫婦関係から飛び出す
ことはなく
二人の共演は当然に見応えありますが
前２作の熱量には遠く及ばず事の大きさ
はともかく多くの夫婦に有りそうな事だ
よねでありました
不倫相手の彼ダニエル・ジェランはどこ
かで見た顔でしたがジャック・ベッケル
初期の常連さんでした
監督 ジャン・ドラノワ
何本か観ましたけどどれも悪くないけど
熱低めな印象。ミシェル・モルガンとの
コンビ多めで
