とても素敵な邦題。
大学の授業で鑑賞。
政治を学ぶ者とし向き合わなきゃならない問題が題材。移民問題と聞くとやはりアメリカの問題というイメージが強い。アメリカは自由の国だ。沢山の人種の方がいる。アメリカの経済は多くの人種が支え合ってる。
日本はどうだろう…。
日本はそもそも移民をあまり受け入れていない。正確に言うと移民認定をほとんど与えない。しかし現状は少子高齢化が進み働き手がいないこの国の経済を間違いなく留学生や技能実習生や出稼ぎ労働者が支えてくれてる。支えてくれている彼らに対してこの国／私達は何をしているだろう…。昨年激しく議論された入管法改定、そして東京福祉大学の留学生失踪問題、外国人技能実習制度…。私達に何が出来るのか。"移民を受け入れたら治安が悪化する"と実際に考える人は政治を学んでいると身近にいるしその可能性は否定出来ない。ガバガバのテロ対策しかせずオリンピックを控えた国の現状を知ると確かに不安にもなる。外国人技能実習制度は"手に職をつけてあげる"目的だが実際は酷い労働条件で日本人がやりたがらない職を担ってもらい支えてもらっている。彼らが直面する課題を直視せず解決策を明確にしないまま入管法の改定により受け入れを更に拡大した。
日本だって全く例外じゃない。グローバル化が止まらない世界でもはや議論を止められない課題だ。もはや"たたかれる扉"すら無くなっているのかもしれない。そんな現状をどうするか？
