いの

ロンゲスト・ヤードのいののレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
3.8
アルバート・S・ラディのことは、ドラマ『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』で知りました。そのドラマでアルバート・S・ラディを演じたのは主役のマイルズ・テラー。


監督名やキャスト名で映画を観ることは多いけど、プロデューサーが誰かで映画を観るのはこれがはじめてかもしれない。今作のプロデューサー:アルバート・S・ラディは、『ゴッドファーザー』のプロデューサー(正確にいうと、複数いるプロデューサーのうちのひとり、だけど実質彼がいちばんのプロデューサーなのだと思う)。その彼が、『ゴッドファーザー PART II』の製作依頼を断ってまで、今作を創りたかったのはなぜか。→むろん、そのようなことはわたしにはわからないし、今作を観ても、それがちゃんとわかったわけではないけれど、でもアタシなりに思いを馳せてみることはできる。ちなみに、彼はのちに、イーストウッドの『ミリオンダラー・ベイビー』にも製作者として名を連ねている。なーんか、今作ともどこか繋がっているような気がするのよね。


看守チーム対囚人チーム。アメフトの試合。囚人チームで指揮&プレイをするのはバート・レイノルズ。


ロバート・アルドリッチ監督作品。『北国の帝王』もそうだったけど、男同士のぶつかり合い(いちゃいちゃ)を描くのがめっちゃうまい!という印象。ツワモノ勢ぞろいの囚人たちだけど、囚人同士の泥んこ合戦とかが微笑ましい。八百長やれよと脅してくる刑務所所長や、高圧的な看守たちに対して、中指突き立てるような行為は、わたしも反骨心マックスになって応援したくなっちゃうし、こんなとこ早く出たいから餌ぶるさげられると迷っちゃう気持ちもそうだよなーって思ったりする。試合も面白かったけど、試合が終わったそのあともイイ。戦った者同士にしかわけあえないもの
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