みりお

天使にラブ・ソングを…のみりおのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.6
ずーっとずーーーっと観たかった作品❣️
改めてじっくり鑑賞🎶

あぁ〜こんなにハッピーな気持ちにさせてくれるとは❣️
やっぱり歌は人の心をあったかくしてくれるんだなぁ☺️💖
実は、デロリスが聖歌隊に入って、一番最初に披露した歌は思い出の歌✨
中学で寮に入って最初の歓迎会…出し物に困って、学年みんなで額を寄せ合って考えて、先輩たちに満足してもらえるか不安を抱えながら、一生懸命練習した歌なんです☺️
カトリック系の学校だったので、選曲も死ぬほど迷った記憶😂💦💦w
子供なりに必死に、乗ることもできる聖歌っぽい歌を探したなぁ💓
何日も練習したことで一気に友達が増えてみんな仲良くなって、寮生活の不安が吹き飛んだのも、幸せな記憶🌟
などと自分語りが入ってしまいましたが、他にもほんと体が勝手に乗っていくような素晴らしい楽曲ばかり❣️
すぐさまSpotifyでアルバムフォローしました(*´꒳`*)

そしてお話自体もすごく好きでした💖
デロリスは裏社会のボスの愛人に落ち着いている、ナイトクラブの歌手。
そんな彼女がひょんなことから、修道院で暮らすことになり…
危険地域のため、教会を併設した修道院にも関わらず、周りを鉄柵で囲んで社会と断絶していたシスターたちが、デロリスとの出会いによって、人の役に立つとは…ということを学んでいきます✨
「生きる世界が違うから、若いシスターを危険から守らなければいけない」と、社会から断絶していた修道院。
でもそもそも世界を線引きしてしまうことは、万人を赦し愛するという主の教えに背くこと…
イエスの愛を人々に伝えるという使命を負ったシスターたちが、そもそも自ら世界を分けるなんて、たしかに正しいことではない。
それを愛と歌で、自然にあるべき姿に戻していくデロリスには、本当に大切なことを学ばせてもらえます💛

神の教えを守り、広く伝える者から、まずは愛を持つこと。
そうすることで、教えと共に愛は伝わっていくこと。
そして愛を伝える方法はごミサや神父様の講話だけではなく、歌やハグ、共に踊ることなど、様々な方法があること。
デロリスは本当にたくさんの大事なことを伝えてくれたけど、これを彼女が言葉にして直接伝えるシーンは一つもありません。
説教たらしいシーンも一つもありません。
ただただラブソングで、これらを全て伝えてくれたデロリスとシスターたちに、そして製作者たちに感謝したくなる作品でした☺️💓


【ストーリー】

とある殺人現場を目撃したために、組織に命を狙われるようになった売れないクラブ歌手・デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が、裁判の日まで修道院でかくまわれるハメに。
しかし、元々下町で下品に育った彼女がそんなに神聖にできるはずもなく、やがて、聖歌隊をゴスペル風に改造し……。


【キャスト・スタッフ】

*監督:エミール・アドリーノ

米・ニューヨーク州出身🇺🇸
オフ・ブロードウェイで俳優として活動していたそうですが、間も無く製作側に移り、歌やダンスを扱った番組を多く制作し、なんとエミー賞に17回もノミネートされたそうです✨
『He Makes Me Feel Like Dancin' 』(1983)でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞し、その後『ダーティ・ダンシング』(1987)でその名を広く知らしめました🌟


*デロリス:ウーピー・ゴールドバーグ

どんどん魅力的になるウーピーが本当に本当に素敵で可愛くて、私もゴスペル歌えるんじゃないかって錯覚するほど集中して観た❣️笑
米・ニューヨーク州出身🇺🇸
『スタートレック』シリーズのウフーラに影響を受けて幼い頃から女優を志したそうで、8歳の頃にニューヨークの劇場で演劇デビューし舞台活動を経て、1985年に『カラーパープル』で映画デビュー🌟
歌手・コメディエンヌとしての評価も高く、なんとエミー賞・グラミー賞・アカデミー賞・トニー賞を制覇した、極めて珍しい才能の持ち主❣️
たしかにデロリスの歌声は本当にすごかった😍❤️❤️
ずっと聴いていたいほどの圧倒的な歌唱力でした💖💖
オスカーは『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)で受賞したようなので、これも観なきゃなぁ✨
主な出演作は『スタートレック』『17歳のカルテ』など。


*修道院長:マギー・スミス

出ました!マグゴナガル先生!笑
修道院を抜け出した3人を待ち構える様子は、もはやマグゴナガル先生そのまま👩‍🏫笑
でもこの作品、ハリポタの10年前くらいよね👀⁉️
マギー・スミスが変わらなさすぎてビックリ‼️
彼女はイングランド出身🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
オックスフォード大学演劇科で学び、1956年に映画デビューしました🌟
1969年の『ミス・ブロディの青春』でアカデミー主演女優賞を、1978年の『カリフォルニア・スイート』でアカデミー助演女優賞受賞しています✨
主な出演作は『タイタンの戦い』『ハリー・ポッター』シリーズ、『ジェイン・オースティン 秘められた恋』『ダウントン・アビー』『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』など。


*メアリー・パトリック:キャシー・ナジミー

明るく前向き、ダンス好きのぽっちゃりシスター💓
彼女の勢いのある歌声大好きだった❣️
本作がしっかり役をもらった初の作品だったようですが、一切吹替なしで臨んだようで、そうとは思えないさすがの歌唱力でした☺️👍
彼女は米・カリフォルニア州出身🇺🇸
1991年から小さな役で映画に出演し、1992年の本作でブレイク🌟
続編の『天使にラブ・ソングを2』ではアメリカン・コメディ・アワードも受賞しているんだとか☺️👍
主な出演作は『ジェフリー!』『ウォーリー』など。
あと驚いたことに『ディセンダント』のイーヴィル・クイーンを演じていました😆🧡
全く気づかなかった❣️


*メアリー・ロバート:ウェンディ・マッケナ

内気でおとなしいけれど心優しいしスター💓
歌の才能の開花に驚いたら、残念ながら本作の歌は吹替のようです😫💦
でもウェンディの歌が下手ということではなく、彼女はなんとブロードウェイ女優でした✨
彼女は米・ニューヨーク州出身🇺🇸
8歳からハープを始め、10歳から名門ジュリアード音楽院でハープを学んだり、さらにバレエ・ダンスでも才能を発揮❣️
1982年から舞台女優として活躍し、1987年に『ピグマリオン』でブロードウェイデビュー🌟
TV番組で活躍した後、1983年に『エイトメン・アウト』で映画デビュー🌟
主な出演作は『消されたヘッドライト』など。


*ヴィンス・ラ・ロッカ:ハーヴェイ・カイテル

マフィアのボスでしたが、なんとなく良い人な感じがしてしまっていて…😂💦
あまり怖くはなかったかな❓
シスターを殺せない良い悪役でした💓
彼は米・ニューヨーク州出身🇺🇸
海兵隊除隊後に裁判速記官になったという異色の経歴の持ち主ですが、その後友人の誘いで演劇を始め、オフ・ブロードウェイでの経験を積む一方で、マーティン・スコセッシと知り合い、彼の長編映画デビュー作品『ドアをノックするのは誰?』(1967)で映画デビュー🌟
スコセッシとの4度目のタッグとなった『タクシードライバー』(1976)で話題となり、順調なキャリアに見えたのですが、『地獄の黙示録』(1979)の主役に抜擢されつつも、監督のフランシス・フォード・コッポラとの意見の相違で撮影開始わずか2週間後に降板し、ハリウッドにおいて敬遠されるようになり、以後徐々に端役しか与えられなくなってしまったそうです😖💦
その後ヨーロッパに活動の拠点を移し、リドリー・スコットなどに救われ、1991年のスコットの作品『テルマ&ルイーズ』で復活の兆しを見せ、『バグジー』ではアカデミー助演男優賞にノミネートされました✨
主な出演作は『恋におちて』『レザボア・ドッグス』『ピアノ・レッスン』『パルプ・フィクション』『レッド・ドラゴン』『ナショナル・トレジャー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『アイリッシュマン』など。
みりお

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