Okanori

私が女になった日のOkanoriのレビュー・感想・評価

私が女になった日(2000年製作の映画)
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今年もイスラーム映画祭で。語りすぎないシンプルな3本立てが観やすくてとても面白かった!

9歳になった途端に友達の男の子と話す事も許されなくなる女の子も
「悪魔の乗り物だ」「家族に恥をかかせるな」と自転車に乗る事も許されない女性も
「誰も私にくれた事はなかった」と家財道具を買い集めるおばあさんも

それぞれの迫るリミットの表現(日時計、馬の足音、先立つもの)が象徴的で戯曲のようでもあった。

かぶることで誘惑から守られるという布だけど、自分にはやはりまとわりつく枷に見えてしまう……
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