トシオ88

東京湾炎上のトシオ88のレビュー・感想・評価

東京湾炎上(1975年製作の映画)
3.7
東宝の1970年代パニックムービー第三弾!😆1973年「日本沈没」1974年「ノストラダムスの大予言」そして1975年「東京湾炎上」🔥。
ポスターサムネイルを見ると、この間鑑賞した「エスパイ」は他の誰よりも若山富三郎の顔が大きくて、モアイ像の如く全面を圧していたが、本作ポスターは大霊界丹波哲郎とライダー藤岡弘がほぼ同じ大きさに写っており一安心😮‍💨。でもなぜか本作デビューの金沢碧が並んで写っているのが解せない🧐。やっぱりオッパイをぷるん🍮と出した勇気に準じてだろうか😆

粗筋は…東京湾近くを航行中のマンモスタンカー🦣に、沈没貨物船からの乗員と見せかけたテロリスト達が乗り込みシージャック。所謂、先進国の資源搾取へのテロであり、東京湾内でのタンカー爆破を避けたいなら、九州の石油備蓄基地を自衛隊機の空爆で炎上させろ、という無理難題の要求を突きつける。政府は限られた時間の中で、ある奇策でテロリストを騙すという大胆な手法を取るが、意外な盲点が発覚する。そして船内でもテロリストと乗組員の対立がピークを迎えるのだった…💀

冒頭の緊迫感溢れる前奏曲の後、なぜか謎の脱力系主題歌、橋本洋子が唄う「あなたは旅人」が流れて、「こりゃまた😫😫」かと思いきや、意外にもリアリズム重視で面白かった。田中光二の硬派な原作が映像に影響を与えたのかな。
期待した丹波の長い演説も余りなく、本郷猛、いや藤岡弘もスーパー強い乗組員でなく、途中殆ど気絶して場面に出てこなくなるなど、演出は少し期待を裏切るが、水谷豊、内田良平などの脇役が印象的な演技を見せる。ゆる〜い「沈黙の戦艦」みたいな感じと言ったらいいのかな。途中クドクドと語られるテロの理由や、本郷と金沢のどーでもいいラブシーンなどは昭和を感じる🥸。でも東京湾でタンカーが炎上した後の毒ガスで、東京一帯がヘドラが飛行した後みたいになる想像地獄絵図は結構怖かったっス🙈💀。そして中野特撮監督の炎の大爆破の映像も迫力あった😰。因みにラドンとかで主役を演じていた佐原健二が、一新聞記者役で大部屋俳優になってしまったのは哀しかった😢ラスト近く、丹波の霊界パワーと得意の滑舌が炸裂してタンカー爆破を防げるのか!…観てのお楽しみ😃

因みに同時上映は「がんばれ!若大将」😆内容は知らんけど「がんばれ!ベアーズ」みたいな内容だろうか。もう加山雄三も若大将じゃなく若年寄くらいの年齢だと思うけど…🔥昭和の邦画は映画の内容がまるっきり違う二作品を同時上映だから、観る人もアタマの切り替えが大変だろうと思う。
➡️訂正あり😰この当時の若大将は草刈正雄兄貴でした。訂正してお詫び致します🥺
尚、本作公開の一週間前には東映で「新幹線大爆破」🚅が公開されており、日本では、当時丸の内の爆弾テロの影響もあり、爆破爆弾💣ブームだったのかもしれない😆🎬とんでもねー😆
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