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セルピコのいののレビュー・感想・評価

セルピコ(1973年製作の映画)
3.8
パケ写の印象から、スカーフェイスの兄弟編かと思うてましたがいつものように思い込みでした。監督も違うてた。セルピコはアルパチーノが演じた主人公の名前。正義感あふれる警察官。周囲は汚職まみれで腐敗しきっている。パチーノは朱に交わっても赤くならないので苦悩は深まりストレスはMAXに。群れないで自分を貫こうとする。フィルマ始めてから認識したことだけど、わたしは1970年代前半の映画が好き。ロケも多くて、ニューヨークの街並みがとてもいいなって思う。日曜の午後、ブランケットに大きなカウチビーズクッションと、いつ寝ても大丈夫という腐敗しきった鑑賞態度で臨んだことは大いに反省しなければなりません。パチーノのストレス過多に寄与しちゃったかも。そんなパチーノの横には、アーニャのボンドに匹敵するようなわんこ(アルフィーという名前)がいてくれたことが本当に良かった。わんこだけじゃなく、パチーノの近くにはネズミとかインコより大きな鳥(なんという種類かわかりません、パチーノと一緒にスナック菓子かなにかを食べていた)とかがいて、腐敗しきった人間よりも余程癒やしになったのだと思う。実話ベースだということは今作の最後に知った次第。
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