しゃおりん

アヒルと鴨のコインロッカーのしゃおりんのレビュー・感想・評価

4.2
冒頭から本屋に強盗しに行く感じだったし、主人公の椎名の隣人はなんだか風変わりで腹の底が読めないし意味わかんなーいと思って見てたけど、途中から怒涛の伏線回収で最後にはスッキリ大団円。
「一緒に本屋を襲わないか」
「神様に見て見ぬふりをしてもらおう」
「裏口から悲劇が起こる」など印象的なセリフが多かったし、劇中頻繁に出てくるボブ・ディランのBlowing in the windは聴くたびにこの映画を思い出すんだろうな。
曲の爽やかさと物語の切なさが相まってすごい、なんだか、心がキュウとなった。