しゃおりん

黒い家のしゃおりんのネタバレレビュー・内容・結末

黒い家(1999年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

じめじめジトジトこういうムワッとした湿気が感じられる映画が私は非常に好きで、ただでさえ陰湿なストーリーと雰囲気に時折混ざるジジッとしたノイズや画面いっぱいの黄色や黄緑なんかが加わってより一層神経を参らせてくる見せ方がとても気に入ってしまったのでした、ハイ…。
もう、なんといっても大竹しのぶの演技力には脱帽。熱を感じさせない言葉からは何の感情も汲み取れず、その様子から勝手に気の毒な人なのかもとまで思わされてしまうのだが、終盤の豹変ぶりを見て、騙されていた自分が本当に愚かに思える。
震えるバイブ、乳しゃぶれ!のシーン、襲い来るボーリング玉、一周回って面白いんだけど怖さが勝った。ギリ笑えないくらいのシュールさとホラーがいい塩梅に混ざると本当に怖い。

たまたま仕事で担当した客に執着されて恨まれるのたまらんなあ〜。理不尽すぎて泣いちゃう!