チキン女郎

死の王のチキン女郎のネタバレレビュー・内容・結末

死の王(1989年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

作った映画が本国ドイツで全て発禁になっているド変態監督ユルグ・ブットゲライトの作品。

ネクロマンティックの監督なのでかなり構えて見たけど、想像してたよりキワモノ表現は少なかった。死体が腐っていくのを早回しで撮ってるけど作り物だと思えばなんとか耐えられた。

内容は1週間毎日様々な人が自殺していくという話。
音楽が印象的で静かな映画だった。
よく分からないけど金曜日と土曜日の内容がこの監督の言いたかったことなのか??

個人的には月曜日と木曜日が好きですね。
月曜日の死に向かって準備していく絶望感やある種の浄らかさが何ともいえなかった。
木曜日は自殺の名所である橋を映しながら自殺者達の名前・年齢・職業が延々と羅列されるだけだけど、死の静けさや無常さが感じ取れる。

あんまりおすすめしない映画ですね。