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吉原炎上のKtoのレビュー・感想・評価

吉原炎上(1987年製作の映画)
4.7
明治時代の花魁の世界を味わいたいと思って観てみたら女社会の厳しいところとか娼婦の汚いところがかなりエネルギッシュに描かれていて綺麗なシーンばかりではなかったけど、だからこそ最後の炎上で吉原という社会の表も裏も夢も汚さも全て焼きつくされているシーンが重みをもってた。

ある女郎が入れあげていた男の裏切りで道端で自殺するシーン、べつの女郎が結核(?)かなんかにかかって客がいなくなって「抱いて!!!」って発狂し続けるシーン、そして最後の炎上してる宿から花魁達が半裸で逃げ出していくシーンは圧巻、素晴らしい!
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