「人間が人生を懸けた演技をしている」のかつて無いエンタメとして消費したい欲求と、火付けのメディアが後始末の責任を放棄するあからさまな商業主義が、世界の縮図すぎて面白かった。こういう界隈にジャーナリズムは求められていないんだなぁ。論点すり替えが通用してしまうんだなぁ。ちゃんと向き合っているのが海外メディアというのもなぁ。とかなりタイムリーな話題でもあった。
こんな事言っといてなんだがやっぱり、決死の嘘、苦し紛れの返答、謎の録画鑑賞は初めましてすぎて、でもマジかもしれないスリル感もあってつい見入ってしまう。長回しがズルい。楽しい。
ラスト12分が素晴らしい。作曲過程をちゃんと目撃した訳では無いので、本人が作曲したかどうかは定かではない。が、そうでなくとも落ちるところまで落ちた一人の人間を救う、誠実で温かい提案と、ちゃんと完成した曲が案外良くてウルっときた。なんで感動してるの私。
フジテレビの信用失墜（いやある意味で信用できる）
