2021年10月6日
『聖なる噓つき/その名はジェイコブ』 1999年アメリカ制作
監督、ピーター・カソヴィッツ。
第二次世界大戦中。
ポーランドのユダヤ人居住地区ゲットー。
そこに住むジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)は
元パン職人。
ある日、ドイツ軍司令部でたまたま聞いたラジオ放送。
ソ連軍の攻撃で、ドイツ軍が不利の内容だった。
翌日、ジェイコブはその内容をミーシャに話すことになる。
が、ミーシャはジェイコブがラジオを隠し持っていると
勘違いをする。
ミーシャの早とちり!
かってな妄想を、ミーシャは周囲のユダヤ人に話してしまう。
ジェイコブが事実を話そうにも、周囲のユダヤ人たちは、
ソ連軍が助けに来てくれることが、生きる希望になった。
状況を悲観して自殺する人たちが絶えなかったけれど、
ジェイコブの「嘘」により、自殺を思いとどまり、
生きようとする。
「嘘」はいけないけれど、それが皆の「生きる希望」に
なっているのならと、また、「嘘」をつく羽目になって
しまうジェイコブ。
そういうお話です。
周囲のユダヤ人に、リーナという少女や、ただで髭を
剃ってくれる理髪師の友人コワルスキーや、医者や、
元ボクサーがいる。
しかし、その「嘘」が原因でドイツ軍から撃たれて
亡くなる人も出てきた。
次第に悩むジェイコブだが、医者と相談をし、また
周囲に「生きる希望」=「嘘」を与えるのだった。
ロビン・ウィリアムさん、48歳の時の出演作品。
ちょっと暗めな映像。
服の色も周囲の背景も暗い色調。
明るい色がない。
そんな背景に、ロビン・ウィリアムさんの笑顔がやさしい♡
あたたかい♡