タカシサトウ

或る夜の出来事のタカシサトウのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
3.8
[粋なロマンティック・コメディー]

なかなか粋な話だった。ヒッチハイクの場面や、ジェリコの壁など、名場面が多い。父が間を取り持つ所は、ちょっと作り過ぎているけれど、ひと時の夢という感じ。

クラーク・ゲーブルも若いし、クローデット・コルベールも初々しくて、とてもいい。

フランク・キャプラ監督は、この映画で、前年のアカデミー賞を逃した屈辱を晴らしたとのこと。

それはそうと、この映画がスクリューボール・コメディー(ロマンティック・コメディー)の始まりとして画期的なのは確かだろう。(2019.1.2)