Yukiko

3時10分、決断のときのYukikoのレビュー・感想・評価

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)
4.3
2021年10月30日   NHKBS放送録画
『3時10分、決断のとき』  2007年アメリカ制作
監督、ジェームズ・マンゴールド。
他の監督作品に『フォードvsフェラーリ』『LOGANローガン』
『ナイト&デイ』がある。

南北戦争が終わって間もない1800年代後半。
アリゾナ準州。
ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)は妻と二人の
息子の4人家族。牧場を経営している。
借金をしているダンはその話を相談する為、街へと出かける。
途中、ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)の強盗団と
出会う。


エルモア・レナードの短編小説「三時十分発ユマ行き」を
映画化したもの。
1957年の『決断の3時10分』のリメイク。

この映画では、残虐なベン・ウェイドが、ダンと話し、
その息子と関わり、気持ちが変遷していくさまが
分かり易いストーリー展開だ。

いくらベン・ウェイドが「うまい話」を持ち出しても、
ダンはピンと一本筋が通っていて、ベン・ウェイドの
話しに乗ることはない。
が、相反する二人に次第に通い合うものがある。

そういう父を間近に見る息子は、父をさぞ誇らしかった
だろうと、息子の気持ちを考えたりもした。

西部劇で拳銃でバンバン撃ち合うのだが、話の奥底は
とても良い親子愛、通い合う友情の話し。

賞金稼ぎのバイロン・マッケルロイ役でピーター・フォンダ
さんも出演している。

思った以上になかなか良い映画だった。
話しがしっかりしている。
Yukiko

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