かっこいい。
メルヴィルの映画って、こんなにも
かっこよかったのか。
フィルムに焼き付けられた街がたまらない。
マンハッタンの街を魅惑的かつ、官能的にもみせる、マルシャル・ソラルのジャズがたまらない。
白黒の夜の街を歩き回るというシチュエーションは死刑台のエレベーターや、勝手にしやがれ、をはじめとして大好物だが、また、お気に入りの一本になった。
モローとデルマスに惚れた。
メルヴィルのあの声とルックスに惚れるし、ピエール・グラッセには完全に
魅了された。彼の作品がこれ以外にほぼないことが、残念でならない。
そして、男たちが彷徨う間に流れる会話。
なんて、かっこいいんだ。
センスの良さに惚れる。
フランス語をますます知りたくなる。
今までメルヴィルを知らなかったことを後悔させてくれた。