らんらん

日本暴力団 殺しの盃のらんらんのレビュー・感想・評価

日本暴力団 殺しの盃(1972年製作の映画)
3.0
鶴田浩二主演の「日本暴力団」シリーズ第4作目(最終作)

「侠客の世界も変わったんじゃ 例え意地に命をかけたとしても その意地のわかる人間がおらへんのやったら 意地も意地になりようがないねん」
「意地を取り戻すためにも今は意地を捨ててかかるんじゃい」

タイトルから組長が消えて、今作の鶴田浩二は一匹狼の渡世人、とは言っても作中一人で行動してるわけでもなくほとんど組織に属している
内容はシリーズ通して大体似たようなことですね、生き残るため、あとで挽回するため意地を捨てるが、結局それも相手のほうが上手でそれすら叶わない
ラストはいつものそれをしたからって、、、な無理心中的なオチ、組織ではなく個人のせめてもの意地なんだろうけどね

今作で印象的だったのは山本麟一のプロレスラーのようにビルドアップした体と演技、あんな体で暴れん坊な役なのですごい迫力でした

正直そんなに面白くもないシリーズなんだけど、見始めた手前義理と意地で最後まで辿り着きました!
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