さりさり

遥かなる山の呼び声のさりさりのネタバレレビュー・内容・結末

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

夫に先立たれた女が、一人息子を育てながら牧場を切り盛りしている。
そこに現れた訳あり風な男。
高倉健と倍賞千恵子。
『幸福の黄色いハンカチ』を思い起こさせる、こちらも名作。

北海道の雄大な景色をバックに、真面目な男と真面目な女の愛が生まれる。

健さんのカッコ良さはハンパない!
男の中の男。
渋くて無口、ケンカ強いけど女子供には優しい。

倍賞千恵子も最初は意外と無愛想で頑固。
健さんを警戒するものの、牧場を手伝い、一人息子も懐き、誠実で男らしい健さんに次第に惹かれていく。
いや、わかる、その女心。
女だったら誰でも惚れるわ、この健さんは!

やがて訪れる別れの時。
しかし…。
ラストの電車の中のシーン。
ぐっときました。
泣かせます。
これこそ純愛というべきものでしょう。

しみじみといいものを見せていただきました。
ありがとう! 山田監督!
ありがとう! 健さん!
さりさり

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